小さな子どもがいる家庭は、災害が起きた時にすぐに子どもたちの安全を守れるよう、避難リュックを用意しておきましょう。
といっても、未就学児の避難準備って何をすればいいの?と難しく思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、小さい子どもがいる4人家族を想定した、避難リュックの中身を公開していきます。
実際我が家も1歳・2歳の子どもがいて、下の子が生まれる前から子連れでの避難を想定して、避難リュックを準備しています。
リアルな情報をまとめているため、まだ避難グッズを用意していない方はぜひ、これから避難用のリュックの中身を用意する参考にしてくださいね!
避難リュックを作る際の考え方
避難リュックをいざ用意してみると、重たくてとてもじゃないけど、子どもたちを連れて避難できる状態じゃない。といった状態になりがちです。
そこで、避難リュックを用意する際の考え方のポイントをまとめました。
- とりあえず1日を乗り切れる中身に絞る
- 大人は我慢できるけど、子どもは我慢できない
- 父親不在時のパターンと、家族が揃っているパターンで用意する
避難リュックの中身に詰め込むのは、「とりあえず1日」を想定しましょう。2日目以降は、自宅に帰宅できたり、足りないものを取りに行けるケースもあります。また、2日目以降は支援も最低限受けられる可能性も考えられるでしょう。家族分の2日分以上の避難グッズをもって避難するのは、現実的ではありません。
また、空腹や衣類の汚れなど、大人は多少我慢できるものでも、幼い子どもは我慢できません。避難リュックを用意する際は、子どものものを優先的に考えるのがよいでしょう。
我が家では、父親が不在時、3人で避難する時用のリュック(子ども2人と私の避難グッズ)を用意しています。そして、家族が揃っている時用に、追加でもう1つリュックを準備しており、そこには父親の避難グッズと追加であったらうれしい避難グッズを入れています。
基本の避難グッズ
子どもの有無関わらず、避難グッズを用意する際の基本アイテムをまとめました。
- 飲料水(長期保存水がおすすめ)
- 食料品
- アルミシート
- 懐中電灯
- ビニール袋
- タオル・バスタオル
- 除菌シート
- 使い捨て歯磨き
- ドライシャンプー
- 汗拭きシート
- 救急セット(消毒やばんそうこうなど)
- 常備薬
- モバイルバッテリー
- 電池
- 軍手・靴下
- マスク
- 防災頭巾
- 着替え(入らない場合は、子どもの分だけでも)
飲料水や非常食は、定期的に消費期限を確認しておきましょう。
また、懐中電灯・軍手・靴下・防災頭巾・マスクなど、避難時に使うものは、リュックのすぐ取り出せる部分や、玄関先においておくのがおすすめです。
モバイルバッテリーに関しては、充電の心配がない電池式のものを用意しておきましょう。
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子連れの避難グッズ
子連れの避難グッズを準備する際は、子どもの成長に合わせて中身を見直す必要があります。
特に、乳児期と幼児期で準備するものが大きく異なります。
それぞれの時期に用意するべき避難グッズについて確認してくださいね!
乳児がいる場合に追加する避難グッズ
1歳前後までの乳児がいる場合は、基本の避難グッズにプラスして、以下のアイテムを用意しましょう。
- おむつ
- おしりふき
- おむつ用のゴミ袋
- ミルク
- 離乳食
- 授乳ケープ
おむつやミルクの種類、離乳食などは、子どもの成長に合わせて中身を入れ替える必要があるので、常に念頭にいれておきましょう。ミルクは、液体ミルクと使い捨ての哺乳瓶を用意するのがよいでしょう。おむつは低月齢であるほど枚数が必要なので、必要に応じて、別の手持ち袋にいれておくのもおすすめです。
また、着替えに関しては、吐き戻しなどが想定される場合少し多めに用意しておきましょう。体温調整できるアイテムもあると安心です。
幼児がいる場合に追加する避難グッズ
離乳食も完了し、ミルクも必要がない年齢の幼児がいる場合は、乳児期よりも準備する荷物が少し減ります。
以下のアイテムを参考にして、避難グッズを用意してください!
- おやつ
- おもちゃ
- おむつ
- おしりふき
- おむつ用のゴミ袋
子どもの気がまぎれるような、おやつやおもちゃを用意してください。おやつは、賞味期限がきれていないか定期的に確認しましょう。
トイトレ中や、オムツが外れたばかりの子どもの場合、おむつを避難グッズに用意するのがおすすめです。避難時は好きな時にトイレにいけなかったり、トイレ環境が微妙な場合もあるので備えておきましょう。
家に常備しておきたい防災・避難グッズ
避難後ライフラインがとまったり、いつも通りの生活が送れない時に備えて、避難リュック以外にも災害グッズを自宅に用意しておきましょう。
- 非常用トイレ
- 水分
- 非常食
- ラジオ
- カセットコンロ
非常食をしっかり用意するのもいいですが、常にレトルトや缶詰を常備しておくのもおすすめです。また、子どもがいる場合は、普段からおかしも多めに置いておきましょう。
我が家の場合は、外出時に災害に遭った際に備えて、車にも水分と非常食は常備しています。
子連れ避難グッズを準備する際のポイント
子連れの避難グッズを用意する際は、以下の3点に注意してください。
成長に合わせて中身を見直す
避難グッズを用意するのは一苦労なので、中身の見直しはおろそかになりがちです。
しかし、子どもの成長に合わせて忘れないように、中身を入れ替えましょう。
特に離乳食期の場合は、数か月ごとに中身の見直しが必須です。
乳児期から幼児期への切り替え時期なども、避難グッズの入れ替えを忘れがちなので注意しましょう。
季節に合わせて中身を見直す
季節ごとに避難リュックの中身を入れ替えるようにしてください。
特に、子どもは体温調整が難しいので、季節の代わり目などは寒さ・暑さに対応できるようにしておきましょう。
サイズの変更と同時に、3~4カ月ごとに内容を見直すのがおすすめです。
賞味期限をチェック
口に入れるものに関しては、賞味期限を定期的にチェックしましょう。
離乳食やお菓子は災害用につくられているわけではないので、賞味期限は長くありません。少なくとも半年に1回は確認しましょう。
防災用の長期保存水や非常食も賞味期限は必ず訪れます。定期的に確認することで、賞味期限が切れる前に新しいものに切り替えたり、古いものを消費したりできます。
まとめ
子連れの避難リュックを準備するのは大変そうで構えがちですが、万が一のことを考えると、早めに用意しておくのがおすすめです。
まだ災害時の備えが出来ていない場合は、本投稿を参考にして、子連れ避難の準備をしてください。
避難リュックを用意すると安心しがちですが、定期的な中身の確認を忘れないでくださいね!